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Qちゃん先生の子育てのヒント

途中でやめること

途中でやめるのはよくない!?
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2008年7月22日付読売新聞に良い記事が二つ載っていました。
一つ目は、料理研究家の為後喜光さんの話。
料理好きになったきっかけについて。


小学2年生のころ、実家の旅館で毎日のように職人さんが
魚をおろす様子を見ていたら、ある日「やってみるか」と
声をかけてくれたといいます。
喜んで包丁を握り、見よう見まねで魚をおろしたそうです。


ちゃんとおろせたはずないのに、職人さんは「うまいことできたなあ」
とほめてくれ、「もう一枚やってみるか」と言ってくれた。

それが料理好きになったきっかけ。


子どもってほめられると、やる気が出るものです。
本当にうれしくて、次の日、自分のおこづかいで包丁を買い、
よく料理を手伝うようになった、と書かれています。


※原文記事はこちら http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/kodomo/mc20080722kk02.htm


胸がチクンとしました。
ちゃんと子どもをほめているかな。
しっかりヤレ、とおしりをたたくばかりじゃないかな。
どんな小さなことでも、できた事を認めてやっているかな。
生徒さんにはどうかな?自問しました。


もう一つの記事。 アトム共同保育所園長の寄稿です。
近ごろの子どもの習い事について書かれていました。
「親が子どもに夢を託すのは、どの時代も同じだろう。
しかし近ごろは、親の大きな期待が子どもを押しつぶしているのではないかと 心配になる。」という書き出しで...


長くなりますが、ここから原文を引用させていただきます。
6歳ぐらいでは、子どもの気持ちは一定していない。
習い事もこの時期は遊びの一つ。
やる気になればやらせて、嫌になったらやめればいい、
というぐらいの 軽い気持ちで通わせればいいのにと思う。


ところが、やるからには途中でやめたらダメ。
その後の人生、嫌なことから逃げる安易な人間になると考える親が多い。
幼児期に習い事を途中でやめることが、
その後の人生で安易な道を選ぶ人間を
つくりだすとは到底思えない。



途中でやめるのはよくないとの考えは根強く頑固に言われ続けている。
楽しそうだと感じ、やり始めてみたが自分は楽しめない。
苦手意識を感じるばかりでしんどい。
やめたい。
こんな子どもが無理を強いられたらどうなるだろう。


自信は本人自らが定めた目標を達成した時に付くものだ。
幼児期に自らの目標を設定することは
難しいと思う。
子どもの決めたことなので、
途中で変更もあると考えてほしい。



※原文記事はこちら http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/sasaeru/mc20080722kk01.htm


心にズンと響きませんか?
私は、ズバリと言い当てられたような気がしました。
アトム共同保育所の園長先生は、テレビや新聞、書籍など
メディアを通して 子育てについて多く発信されている方です。
今回のお言葉をしっかり胸に刻んで戒めにしたいと思っています。
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